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メールマガジン

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     化学物質国際対応ネットワークマガジン 第113号
          http://chemical-net.env.go.jp/
              2022/1/21配信
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このメールマガジンは、化学物質国際対応ネットワークのウェブサイトから
配信登録をされた方を対象にお送りしています。

第113号は、以下の内容をお送りいたします。
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【1】中国における化学物質管理政策最新動向セミナーのご案内
【2】欧州における最新動向
【3】米国における最新動向
【4】カナダにおける最新動向
【5】中国における最新動向
【6】あとがき
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【1】中国における化学物質管理政策最新動向セミナー(オンライン)のご案内

 化学物質国際対応ネットワーク主催「中国における化学物質管理政策の最新動向セ
ミナー」の開催をご案内致します。
 中国では、新規化学物質管理登録弁法(生態環境部 第12号令)が2021年1月1日より
施行されました。また、各種ガイダンスも公表されており、その動向が注視されている
ところです。
 今回のセミナーでは、中国生態環境部に講師をお願いすることにより、中国生態環境
部における化学物質管理政策を概説いただくとともに、日本国内事業者向けに新規化学
物質管理登録への対応についてオンラインセミナーにてご紹介します。

日時:令和4年2月17日(木)14:00~16:30(13:50~ アクセス開始) 
開催方法:オンライン(Zoom) 
言語:同時通訳(中国語-日本語)
主催:環境省/化学物質国際対応ネットワーク

【プログラム(予定)】
1.中国生態環境部における化学物質管理の概要(政策・法体系、関連法制度)について(仮題)
講師 YU Tingting(中国 生態環境部 固体廃棄物及び化学品部 化学品課)

2.中国新規化学物質登録の詳細と産業界の対応について(仮題)
講師 LIU Xiaojian(中国 生態環境部 固体廃棄物及び化学品管理技術センター化学品管理技術部)

参加費:無料 
定員:1,000名程度(定員を超える申し込みがあった場合は抽選) 
参加申込期限:令和4年1月31日(月)16:00必着 

 参加をご希望の方は、必ず以下のページからご登録ください。参加が確定した方
には事務局から参加票を令和4年2月3日(木)17:00までにメールにてお送りいたします。 

化学物質国際対応ネットワーク 開催案内 
http://chemical-net.env.go.jp/seminar20220217.html

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【2】欧州における最新動向

(1)ECHAが規制ニーズのある化学物質グループの最初の評価結果を公表

 欧州化学物質庁(ECHA)は、2021年12月7日、規制ニーズのある化学物質グループ
の最初の評価結果を公表しました。
 ECHAと加盟国は、懸念される化学物質に対する規制措置を加速し、人々と環境を保
護するために、規制ニーズのある化学物質の評価を進めています。今回の最初の評価
では、19グループ、合計450以上の化学物質をカバーしています。この中には、フタル
酸エステル類も含まれています。
 なお、19グループのうちの18グループに含まれる化学物質は、規制リスク管理措置、
または更なるデータが必要と結論付けられています。

ECHA NEWS(英語)
https://echa.europa.eu/-/first-assessments-of-regulatory-needs-for-groups-of-chemicals-published

評価ニーズのある化学物質リスト(英語)
https://www.echa.europa.eu/assessment-regulatory-needs

(2)ECHAが新たに4物質を認可対象候補の SVHC(高懸念物質)リストへ追加

 ECHAは、2022年1月17日、SVHC(高懸念物質)の認可対象候補リスト(Candidate Li
st)へ、4物質を新たに追加しました。これにより、認可対象候補の SVHC(高懸念物質)
リストに収載された物質は合計223物質となりました。
 新たに追加された4物質は以下のとおり。
1. 6,6'-di-tert-butyl-2,2'-methylenedi-p-cresol(CAS: 119-47-1)
2. tris(2-methoxyethoxy)vinylsilane(CAS: 1067-53-4)
3. (±)-1,7,7-trimethyl-3-[(4-methylphenyl)methylene]bicyclo[2.2.1]heptan-2-one covering any of the individual isomers and/or combinations thereof (4-MBC)(CAS: 情報なし)
4. S-(tricyclo(5.2.1.02,6)deca-3-en-8(or 9)-yl O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) phosphorodithioate(CAS: 255881-94-8)

ECHA NEWS(英語)
https://echa.europa.eu/-/four-hazardous-chemicals-added-to-the-candidate-list

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【3】米国における最新動向

(1)EPAは特定のPFASについて企業が人健康影響試験の実施請願を認めた

 米国環境保護庁(EPA)は、2021年12月28日、ノースカロライナ州の公衆衛生およ
び環境正義組織6団体による、特定のパーフルオロアルキル物質およびポリフルオロ
アルキル物質(PFAS)製造企業へ、人健康影響試験の実施を強制する請願を認める
ことを発表しました。
 これは、PFASの潜在的リスクに対する理解を深め、人々を保護するという、バイデ
ン政権のコミットメントを推進し、昨年(2021年)10月にEPAが発表した「PFAS戦略
的ロードマップ(2021-2024)」の柱である「国家PFAS試験戦略」の計画を推進する
上で重要な役割を果たすものです。
 

米国EPA(英語)
https://www.epa.gov/newsreleases/epa-grants-petition-order-testing-human-health-hazards-pfas

PFAS戦略的ロードマップ(英語)
https://www.epa.gov/pfas/pfas-strategic-roadmap-epas-commitments-action-2021-2024

国家PFAS試験戦略(英語)
https://www.epa.gov/assessing-and-managing-chemicals-under-tsca/national-pfas-testing-strategy

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【4】カナダにおける最新動向

(1)カナダ保健省が化学物質管理計画(CMP)の2021年~2024年の実施表を公開

 カナダ保健省(Health Canada)は、2021年12月17日、化学物質管理計画(CMP)
に基づく2021年から2024年までの実施内容を整理した計画表を公表しました。この
表では、1999年カナダ環境保護法(CEPA 1999)、食品医薬品法(F&DA)・食品医
薬品規制(FDR)、カナダ消費者製品安全法(CCSPA)・F&DA化粧品規制、害虫駆除
製品法(PCPA)ごとの行動(活動)内容、成果物、行動根拠、タイムラインが明確
化されています。

カナダ保健省 CMP実施表(2021年~2024年)
https://www.canada.ca/en/health-canada/services/chemical-substances/chemicals-management-plan/implementation-table-at-glance.html

(2)炭化水素系物質のスクリーニング評価結果(案)の公表

 カナダ保健省は、2022年1月8日、化学物質管理計画(CMP)の下で特定された8つの
炭化水素系物質のスクリーニング評価結果(案)を公表しました。同日に、この評価
結果(案)に関する60日間のパブリックコメントも開始しています。

カナダ保健省(英語)
"https://www.canada.ca/en/health-canada/services/chemical-substances/chemicals-management-plan-3-substances/select-hydrocarbon-based-substances.html

カナダ政府官報 パブリックコメント(英語)
https://canadagazette.gc.ca/rp-pr/p1/2022/2022-01-08/html/notice-avis-eng.html#na5

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【5】中国における最新動向

(1)国家規格「優先評価化学物質のスクリーニング技術ガイドライン」の公表

 中国生態環境部は、2021年12月22日、国家生態環境規格「優先評価化学物質のスク
リーニング技術ガイドライン」(HJ 1229-2021)を公表しました。
 本ガイドラインは、欧州、米国、日本、カナダ、オーストラリアにおける優先評価
対象の化学物質のスクリーニング評価手法を参考に開発され、中国環境保護法の実施
、化学物質の環境リスクの防止、優先評価化学物質のスクリーニングの標準化と指導
、優先管理化学物質のスクリーニングと評価の支援を行うことを目的としています。
 全7ページの本ガイドラインは、以下の内容で構成されています。
1. 適用範囲
2. 引用文献
3. 用語と定義
4. スクリーニングの原則と手順
5. スクリーニングの技術的要件
6. 報告書作成
 なお、本ガイドラインは2021年4月29日から6月18日までパブリックコメントが実施
されたものであり、今年(2022年)1月1日から施行されています。

中国生態環境部(中国語)
http://www.mee.gov.cn/xxgk2018/xxgk/xxgk01/202112/t20211223_965035.html

(2)既存化学物質リストへの化学物質の追加

 中国生態環境部は、2021年12月22日、中国の既存化学物質リスト「現有化学物質名録」
(IECSC)に収載される11の化学物質の追加を行いました。今回の追加は、10月16日に発
表された追加に次いで、2021年で7回目となります。

中国生態環境部(中国語)
http://www.mee.gov.cn/xxgk2018/xxgk/xxgk01/202112/t20211223_965024.html

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【6】あとがき

 本号では、中国における化学物質管理政策最新動向セミナーのご案内とともに、欧
州、米国、カナダ、中国における化学物質管理の最新動向について紹介いたしました。

 読者の皆さまより、記事内容に関するご意見、ご要望を募集しております。下記の
「お問い合わせ」のページからお寄せください。
 どうぞよろしくお願いいたします。
http://chemical-net.env.go.jp/contact.html

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 センターが運営しております。
 一般社団法人海外環境協力センター(OECC)
  http://www.oecc.or.jp/
 環境省大臣官房環境保健部
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 化学物質審査規制法ホームページ(環境省化学物質審査室)
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